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久米 幸絵
広告代理店にて展示会ブース設計・デザインの仕事に携わったのち、フランスに留学。毎週のマルシェ巡りと食べ歩きで、フランス料理と仏文化を学ぶ。帰国後、フランス料理レストラン&パティスリーの厨房に勤務。 興味のあるものはフード&アート。現在は「建築と料理の類似性」について、料理というアプローチから考えてゆきます。 また、人が集う場所に欠かせない食べ物は重要なコミュニケーションツールです。幸福な「場」を作るシチュエーションアートとして料理をとらえてゆきたいです。 趣味はおいしいレストランの開拓と、宗教建築巡り。市場やスーパーを徘徊すること。 ブログランキングに参加しています。クリックしていただけると、励みになります。 人気blogランキングへ カテゴリ
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2005年 08月 24日
先日、友人の家に遊びに行った。 北欧の旅行からちょうど帰ってきたばっかりで、まずは土産話などを。 彼女は北欧デザインの雑貨や布などが大好き。憧れのマリメッコやイッタラなどを求めに行きましたが、フィンランドでも専門店ではお高い値段がついていたそうです。 アペリティフとして、鹿肉の燻製をいただきました。 下に塗ってあるものは、ホースラディッシュをクリームでのばしたものです。 獣肉っぽいくせとにおいがありますが、日本のわさび系の、鼻に抜けるツーンとした辛さのホースラディッシュがクリームの脂肪でうまく包み込まれていて、あと引く美味しさでした。 刺激的な風味のソースが、上手に個性的な味を引き出してくれます。こんな食べ方、どこで覚えたのかな~。 下になっている全粒粉クラッカーも、精製度の低い小麦粉が荒削りないい味を出してます。 北の、樅の木と湖の国の味。 私はフィンランドには行ったことがないけれど、北欧デザインとお隣スウェーデンが誇る世界の子ども文学作家、アストリッド・リンドグレーンが大好きです。本もいいけれど、ラッセ・ハルストレム監督が撮った「やかまし村の子どもたち」は、好きな映画の中で「癒し」部門№1。たった3軒しか家がない村に住む6人の子どもたちが夏休み、冬休み、学校生活など、ひたすら淡々と日常が流れていく映画。 子どもの頃に本を読んで、その生活を非常にうらやましく思っていましたが、大人になって映画を見て、まったく想像していた通りの生活だったことに感激しました。 で、その次ごちそうになったもの。 友人得意料理の、パスタ。 これはほとんど、パリの彼女の自宅にあるもので作れるそうです。 トマト、ドライトマト、フェタチーズ、生ハム。あとは仕上げにかけるシブレットと、くるみ。 トマトは一人につき生のものを1個(小さめで水分の少なさそうなもの)、あとはドライトマトのオイル漬けを1~2枚。 酒飲みなので、ドライトマトもフェタも常に置いてあるし、生ハムは食べ残したものを冷凍しておいて、そのあとこのパスタになるパターンが多いとか。パスタは麺よりもフジッリやペンネなどマカロニの方が合うそうです。 噂には聞いていて、初めて食べさせてもらったけど、すごく美味しかった。北欧の世界から一気に地中海風の味。 フェタは山羊のチーズのオリーブオイル漬けで、ギリシャ料理などによく登場する。 ドライトマトもかなり値段の差があるものだけど、イタリア南部産の天日で干した、オレガノやケイパーなどのハーブで漬け込んであるものは、本当においしい。よく冷えた白ワインに合せると最高。 こんなお料理を普通に出してくる人ってすごい。 そして、こんな風にいつの間にかできるようになってしまう、海外生活もなかなか良いものです。
by passage_chantier
| 2005-08-24 19:44
| 外食
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